東京藝術大学体育研究室

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2013.8.19
ことば(4)「準備ができているかどうかは、練習量の問題じゃない。たとえ失敗しても諦めない気持ちを持つことだ」

ことば(4)
「準備ができているかどうかは、練習量の問題じゃない。たとえ失敗しても諦めない気持ちを持つことだ」

『リーダーシップをデザインする』(未来に向けて舵をとる方法)
ジョン・マエダ+ベッキー・バーモント著 友重山桃訳 東洋経済新報社

 グラフィック・デザイナー、ビジュアル・アーティスト、コンピュータ・サイエンティストのジョン・マエダ氏は2008年6月から、アメリカ有数の芸術大学であるRhode Island of Design(RISD)の学長を務めている。金融危機はじめ激動の時代の中で「いきなり」リーダーになった彼は、組織の人々と積極的に交流し、彼らのどんな声にも耳を傾ける。失敗を恐れず、そこから学ぶ大切さを教えることばだ。
 「いきなり学長に就任したという事実は、今でも僕に大きな影響を与え続けている。組織における適切なやり方というものに疎かったからこそ、必要に応じて即興で動く自由と勇気を得られた」とマエダ氏は言う。
 「人生に足りない欠片に囚われて、手元の安らぎを見失う」「勇気という高尚な愚行が、不可能を可能にする助けになると考える」。いつしか彼は他大学の学長たちから、「Twitterでつぶやく学長」と呼ばれるようになった。
 「割り切った仕事ならたやすいが、思い入れるとぐっと難しくなる」。だからこそ新しい領域に挑戦するとき、或はこれまでと違う役割を果たす時には、ぎこちなさが伴うのはやむをえない。状況を把握するために、自ら「汚れる」ことも大事なときがある。そこでつぶやく。
 

 「準備ができているかどうかは、練習量の問題じゃない。たとえ失敗しても諦めない気持ちを持つことだ」

 
 新しいものを得ようとすることを諦めなければ、それは必ず自分の血となり肉となる。「チームを導くシンプルな配慮」とは、相手に「敬意」を伝えること。それぞれの相手にふさわしい敬意を見出し、知り、そして認める。そこから本当のコミュニュケーションが始まる。
 「本当のリーダーシップとリーダーシップもどきを隔てるのも、実は「人間らしさ」なのだ。数字や技術的なことではない。真のリーダーシップとは、経験をクリエイティブな発想に生かす柔軟で素直な心、その心に誠実であること、そして行動を支える情熱だと、著者はそっとつぶやいてくれる」(訳者あとがき) 
 先日、訳者の友重山桃さんに、ある会合で偶然お会いした。「この本は何度も読み返すうちに自分が好きになれる、そんな温かさがあります」とおっしゃったのが印象的だった。
 

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ことば(4)「準備ができているかどうかは、練習量の問題じゃない。たとえ失敗しても諦めない気持ちを持つことだ」

ことば(4)
「準備ができているかどうかは、練習量の問題じゃない。たとえ失敗しても諦めない気持ちを持つことだ」

『リーダーシップをデザインする』(未来に向けて舵をとる方法)
ジョン・マエダ+ベッキー・バーモント著 友重山桃訳 東洋経済新報社

 グラフィック・デザイナー、ビジュアル・アーティスト、コンピュータ・サイエンティストのジョン・マエダ氏は2008年6月から、アメリカ有数の芸術大学であるRhode Island of Design(RISD)の学長を務めている。金融危機はじめ激動の時代の中で「いきなり」リーダーになった彼は、組織の人々と積極的に交流し、彼らのどんな声にも耳を傾ける。失敗を恐れず、そこから学ぶ大切さを教えることばだ。
 「いきなり学長に就任したという事実は、今でも僕に大きな影響を与え続けている。組織における適切なやり方というものに疎かったからこそ、必要に応じて即興で動く自由と勇気を得られた」とマエダ氏は言う。
 「人生に足りない欠片に囚われて、手元の安らぎを見失う」「勇気という高尚な愚行が、不可能を可能にする助けになると考える」。いつしか彼は他大学の学長たちから、「Twitterでつぶやく学長」と呼ばれるようになった。
 「割り切った仕事ならたやすいが、思い入れるとぐっと難しくなる」。だからこそ新しい領域に挑戦するとき、或はこれまでと違う役割を果たす時には、ぎこちなさが伴うのはやむをえない。状況を把握するために、自ら「汚れる」ことも大事なときがある。そこでつぶやく。
 

 「準備ができているかどうかは、練習量の問題じゃない。たとえ失敗しても諦めない気持ちを持つことだ」

 
 新しいものを得ようとすることを諦めなければ、それは必ず自分の血となり肉となる。「チームを導くシンプルな配慮」とは、相手に「敬意」を伝えること。それぞれの相手にふさわしい敬意を見出し、知り、そして認める。そこから本当のコミュニュケーションが始まる。
 「本当のリーダーシップとリーダーシップもどきを隔てるのも、実は「人間らしさ」なのだ。数字や技術的なことではない。真のリーダーシップとは、経験をクリエイティブな発想に生かす柔軟で素直な心、その心に誠実であること、そして行動を支える情熱だと、著者はそっとつぶやいてくれる」(訳者あとがき) 
 先日、訳者の友重山桃さんに、ある会合で偶然お会いした。「この本は何度も読み返すうちに自分が好きになれる、そんな温かさがあります」とおっしゃったのが印象的だった。